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AATON社の紹介








AATON社は1968年冬季オリンピック大会が開催された町として知られている、フランスのグ ルノーブル市に本社及び工場があります。 1967年、若い有能なエンジニアであった現社長の Jean-Pierre Beauviala(ジャン・ピエール・ブ ヴィアラー)氏は、グルノーブル大学で講師として教鞭をとっていましたが、同時に映画の大ファ ンでもあり、自分自身でも映画製作を始めたく思っていました。当時のカメラ機材のモーターは、 ガバナーモーターであり同時録音には使用できませんでした。それで当初、新しいシングルシステ ムのカメラを考案しましたが将来性がない事に気付き、先ずダブルシステムで使用できるクリスタ ル制御モーターを設計し製作しました。このクリスタル制御モーターAT54型は、当時、一世を風 靡していた Eclair NPR用に発売されました。また時を同じくして、Beauviala氏は、Eclair社に 技術コンサルタントとして招聘され、ここで新しいダブルシステムカメラの原型を構想していまし たが、間もなくイギリス人プロデューサーHarry Saltzman 氏(James Bond 作品をプロデュース) にEclair社は買収されました。

Beauviala氏は新しいカメラ製作を始めるためグルノーブルに帰り、現在のAATON社を設立しま した。カメラデザインのイメージは、“肩に乗った猫(Cat on the shoulder)”、また技術的にはダ ブルシステムでは欠かせないクリアー・タイム・マーキング(現AATONコード)及びスウェーデ ン人カメラマン Rune Ericson 氏が発案したスーパー16システムを設計に取り入れました。 Eclair社で働いていた数名の技術者も新会社に参加し、新型カメラ開発に協力しました。



1971年、初めてプロトタイプのカメラが発表されました。このカメラは、現在では当然である、バッ テリーを直接カメラボディーに取り付ける“Battery on Board”は世界初のタイプでした。カメラ マンの立場から数々の改良が加えられ、1973年、AATON 7A 型として発売を開始しました。1974 −1975年は、新会社にとって非常に困難な時期でしたが、世界初のビデオアシスト、タイムコード、 スーパー16を装備した画期的なカメラAATON LTR型が発表されました。


その後、新型 AATON 35mm カメラの開発と発売、AATON LTR型 はノイズレベル、ビデオアシスト、マガジン、モーターの改良、タイムコード用アクセサリーの充実 を経てLTR54型となり、XTR型、XTR-Plus、XTR-Prodと改良が進められ、現在発売されている XTera型 になりました。 2000年には、これまでに蓄積された技術と経験に基づいて設計された超小型軽量のスーパー16カ メラ A-Minima が発表されました。弊社ではA-Minima専用高性 能のズームレンズの開発に興味があり、富士写真光機(株)の御協力を得て小型軽量、またスーパ ー16の画質に耐えうる高性能4倍ズームレンズ フジノン10-40mm T:3.95 2001年11月より発売を開始し致しました。

AATON社は、今日まで限りない新技術の探求と開発、また斬新なアイディアを皆様に供給できる よう常に努力しているメーカーであり、新製品の開発発表やタイムコード開発の偉業に対し Jean-Pierre Beauviala氏のオスカーアワードの受賞が待たれています。