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AATON Cantar-X2 の仕様




Photo by Francois Musy, NSM Switzerland


AATON Cantar-X2 のすべての機能は、現行の ISO 工場規格に基づき基本設計がされています。 即ち、FireWire (IEEE1394)データー通信、LAN データー通信、FAT 32 ディスクフォーマットや AES-31 (BWF wav) オーディオファイルを使用しています。



仕様概観 :
  • FireWire(IEEE1394)で接続された 2.5インチ 80GB 内蔵ハードディスクは、シールドされ衝撃に強く、 録音やプレーバックを容易にすることができるよう設計されています。トラック数や bit 、サンプル率にも よりますが、5 トラック使用時(24bit、48KHz)で約 30 時間の録音ができます。
  • 内蔵ハードディスクや FireWire で接続された外部ハード ディスクや DVD-Ramには、8 トラックのレコー ディングが同時にできます。8 トラックの内、 2 トラックにはミックスダウントラック、ライン入力または AES 入力の何れかを選択し入力することができます。
  • ハードディスク(FAT32 フォーマット)は最大 127GB まで増設することができます。内蔵ハードディスクは、 FireWire(IEEE1394)で接続し PC のワークステーション上(Protools、Fairlight、Sadie、Pyramix 等)で作業 することができます。
  • LAN データー通信用のコネクターとラップトップ PC と接続しますと、画面上よりメインセレクターの機能の ほとんどをコントロールすることができます。この機能を有効にするには、www.soft.aaton.com/swcantar/ にアク セスし、メールアドレスとパスワードを入力して "Tarkan" V1.03 を PC にダウンロードします(無料)。
  • AATON 推奨の USB キーボードを Cantar-X2 のボディー裏面にある D-Sub 15P コネクターに接続すると Cantar-X2 データーパネルにすべての文字を打ち込むことができます。また、メインセレクターの PPR ポジション にした状態でキーボードから REC、PPR、TEST の切り替えをキー操作でコントロールすることもできます。
  • ポストプロダクションでの作業は、録音時に自動的に作成されたテイクタグは、Cantar-X2 でミックスダウンされた 16 bit ステレオサウンドを編集用として CD-R にコピーする時、ファイル名として保存されます。この時、録音前に 作成されたシークエンス・シーン・テイクナンバー(Cantar-X2 自身、または録音技師が任意に作成)は ID として同時に 保存されます(ST1254= =123a;14R_12= =PX.wav)。これらのナンバーは、AATON Majax ソフトウェア (www.soft.aaton.com/swcantar/より無料ダウンロード)を使用して編集している時、任意に変更することも可能です。 この CD-R の 16 bit ステレオサウンドは映像と共に Avid 等で編集に使用されます。DVD±R や HDD に保存されてある モノフォニック 24 bit オリジナルサウンドにはテイクタグ(ST1254)が付いているため、ファイナルミックスとして 使用する際、編集者は非常に簡単に探しだすことが可能です。
  • HDD や DVD-Ram あるいは内蔵の CD-R/DVD±R 等への急速コピーの際の電源供給は、Cantar-X2 から FireWire(IEEE1394) を通し行われます。
  • 圧縮ファイルや他のフォーマットが使用されていない時、PC から FireWire(IEEE1394)を通し Cantar-X2 の内蔵ハー ドディスクに即座にアクセスすることができます。これは他のメディアに急速コピーをしたり、またインターネット上から Cantar-X2 のソフトウェアをアップデートする際にも使用します。
オーディオフォーマット :
  • AES31 BWF モノラルトラックは、PC やミキシングコンソールにより、インターリーブを経由したり圧縮処理をする ことなく直接使用できます。
  • 内蔵 CD-R や DVD±Rバーナーは、瞬時のテレシネ同期や編集卓に ISO9660 Mono や Poly ファイル(ステレオ) を出力します。また、Pyramix LRCの "Lossless Real-time Coding" を使用することにより、3時間分のマルチトラック レコーディングの 2 トラックミックスダウンを CD-R 1枚にコピーすることができます。
  • 16 / 24 bit、44.1/47.952 / 48 / 96 KHz のサンプリング値のイン&アウトサンプル。内蔵サンプリングコンバー ターにより、サンプリング値の変更ができます。
  • プロジェクト名 ⇒ 日付 ⇒ シークエンス ⇒ シーン ⇒ テイクの順で管理される明瞭で正確なファイル分類方法。
  • PDA に接続されたブルートゥース(オプション)によりファイル名の編集等ができます。
入力 :

  • XLR コネクターから、同時に 9つのアナログ入力:
    高品質の 10dBU 絶縁付きローノイズマイクプリアンプ 5 個内蔵 (ファントム 48V サプライ、各 2kOhm で 40mAh を 5 本 のマイクに供給)、アナログHP フィルター(60Hz/-6dB から 180Hz/-12dB、LFA、リニアそれぞれで、アッテネ イター選択可)、及びアナログドメイリミッター。 マイク1〜マイク5 がギャング可能。アナログライン入力は4つ。     
  • 8 つの AES 入力、各 1対はそれぞれ専用サンプルレートコンバーター付。
ミキサーと出力 :
  • すべての入力は 1〜6 トラックにルーティングでき、また 7 と 8 の 2 トラックに録音と同時にミックスダウン することができます。
  • 7 と 8 トラックはミックスダウントラックの他、ライン入力、AES 入力に使用することができます。
  • マイク入力、ライン入力、AES 入力、1〜6 トラック、ミックスダウントラックをヘッドホン、ミニXLR ライン、 AES からレフト、センター、ライトに割振り、様々な組合せで出力することができます。
屋外での録音時 :
  • すべてのルーティングや出力の設定は数パターンメモリーでき、再び呼び出すことができます。また、PDA やラップ トップ PC に取り込むことにより、新しくプログラミングし迅速に作業ができます。 
  • 防塵、防水機構の 6 つのミキサー用フェーダー(特許出願中)は、2 トラックミックスダウンの幅広い "ダイナミック" コントロールを可能にします。独立したゲイン値は最終ミックス段階でのガイドとして、XML Syntax を使用することにより 保存することが出来ます。
メーターリング :
  • メインセレクターや各種設定はすべてダイヤル式で、3個のモジュロメーターは各々 1 dB 値の目盛で表示され、クリップ/ リミッター作動インディケーター付。
  • メーター表示のスピードの設定が可能。
  • 太陽光線下でもコントラストのはっきりした見やすい LCD ディスプレイ。バックライトは明るさの調節が可能。
  • 肩掛け時やカート上でも見やすい角度調節可能な前面ディスプレイ。
タイムコード/チェイス :
  • 1ppm TCXO 内部クロック内蔵(7−8 時間で誤差は1コマ以内)。
  • Smpte タイムコードと AatonCode 入力可。AATON オリジンC+ を使用しての入力可。
  • Lemo-5P コネクターからのタイムコード入力/出力。XLR3P は変換ケーブル(オプション)で使用可。
  • Smpte タイムコードチェイス: ロケーションでの LTC とビデオシンク AES/23.98/24/25/29.97/30 fps での デジタルビデオテープの同期/ダビング可。
パワー :
  • Cantar-X のオペレーティングシステムの消費電力は非常に低く、全ての入力を作動させたテストモードでも 500mAh  以内、節電モードでは 200mAh です。
  • 5秒以内の高速コールドスタート。パワーダウン時のワーニング機構。
  • オンボードの AATON リチュームバッテリー14.8V/4.2Ah(4pin XLR)2個とAATON ニッケル水素バッテリー12V/3.5Ah (4pin XLR)2個を使用します。同じ形状で1個でも作動しますので途切れのないレコーディングが保証されます (外部 AC100V-DC12V パワーサプライや NP1 バッテリーはアダプターケーブルにより使用可)。
  • "テストと録音"の使用頻度にもよりますが、オンボードAATON リチュームバッテリー2本使用時では通常、13〜18 時間、  AATON ニッケル水素バッテリー12V/3.5Ah で 10〜15 時間の連続録音が可能です。
 
オプション :
  • ワイヤレスブルートゥース
    Windows Mobile や Palm-OS を Cantar-X2 とリンクさせるための PC ボードとソフト。 
  • 薄型 DVD/DVD-Ram/CD 内蔵 バーナー
    フロントパネルの後ろ側のボディー本体に埋め込まれます。ミューメタルプロテクションが施されています。
  • 予備の内臓 HDD 80G
    すぐに内臓 HDD として使用できるようケースに収納されています。また外部 HDD として使用する場合は Cantar-X2 本体の Firewire コネクターに接続しています。
  • 寒冷地用、内臓 HDD 20G
    すぐに内臓 HDD として使用できるようケースに収納されています。
  • ヒーティングオプション
    Cantar-X2 本体に付いているデーターパネルやモデュロメーターを +2℃〜+4℃に保ちますので、−15℃の世界でも使用で きます。On/Off の設定ができます。また、寒冷地では安全のため AATON社 が推奨する日立製や SSD HDD と合わせて使用して ください。
  • CantaRem
    Cantar-X2 用 8 フェダー付、外部リモトフェーダー。ケーブルは別売(Cantar-X2 マザーボード V1.7 と 2.6V 専用)。
  • Line-Out ブースター
    トランスにより絶縁された +12 dB のアンプ。  
  • キーボーボード
    AATON 社推奨の US/English キーボード。
  • カラーミックスフェーダーノブ
    6個セット(Green、Orange、Red、Blue、Yellow、Purple)
 
特徴 :
  • 1〜35 秒のプリレコーディング(PPRポジションで設定可)。
  • 最後に録音したファイルの迅速な再生。
  • インポイントとスレートマーカー。
  • 新しいソフトウェアのバージョンアップは、最初インターネット経由で AATON社の Website から新しいバージョンを PC 上にダウンロードします。それから PC とCantar-X2 を FireWire(IEEE1394)で接続して HDD 内のプログラムをアッ プデートします。
  • トーンレファレンスとワーニングジェネレーター付。
  • メンテナンスがしやすいモジュラー構造。
  • D-sub 15 は Lemo 5p と同様の機能があり、LTC in/out や映像に対してCantar をスレーブモードで使用することが できます。
  • D-sub 25 は 8 AES in/out やパソコン通信用に使用します。
  • Windows mobile5 にリンクするワイヤレス、ブルートゥース内蔵可(オプション)。
形状 :
  • アルミ合金製ハウジング
  • 大きさ: 230×310×80mm
  • 重さ: 3.2kg (バッテリーを含まず)




録音時間 :

HDDの容量(GB)、Bit数(16/24)、使用トラック数(T)、サンプリング率(K)別の録音時間一覧表 (単位:時間)
16 bit 2T/48k 4T/48k 6T/48k 8T/48k 2T/96k 4T/96k 6T/96k 8T/96k
20GB 29.0 14.5 9.6 7.2 14.5 7.2 4.8 3.6
40GB 58.0 29.0 19.2 14.5 29.0 14.5 9.6 7.2
60GB 87.0 43.5 28.8 21.6 43.5 21.6 14.4 10.8
80GB 116.0 58.0 38.4 28.8 58.0 28.8 19.2 14.4
24 bit 2T/48k 4T/48k 6T/48k 8T/48k 2T/96k 4T/96k 6T/96k 8T/96k
20GB 19.3 9.6 6.4 4.8 9.6 4.8 3.2 2.4
40GB 38.6 19.3 12.8 9.6 19.3 9.6 6.4 4.8
60GB 57.9 28.8 19.2 14.4 28.8 14.4 9.6 7.2
80GB 77.2 38.4 25.6 19.2 38.4 19.2 12.8 9.6


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